612. 人によって瞳の色が違うのは何故?

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
日増しに寒さが身にしみるようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日のテーマは「人によって瞳の色が違うのは何故?」です。

 

皆様は瞳の色が人それぞれ違うことについて不思議に思ったことはありませんか。
実は、瞳の色は目の中にある「虹彩」の色を指します。
虹彩の色が違う理由は主に二つあると言われています。

 

1. 遺伝子による違い
虹彩の色を決める遺伝子はたくさんありますが、
主に「茶色か青色かを決定する染色体」と「緑色か青色かを決定する染色体」の二つに分かれており、

それらの組み合わせによって虹彩の色は決まると言われています。

 

染色体番号   遺伝子名   優勢遺伝子・劣勢遺伝子
染色体15    EYCL3   優勢=茶色、劣勢=青色
染色体19    EYCL1    優勢=緑色、劣勢=青色

 

これらの組み合わせにより虹彩の色が決まると言われていますが、
虹彩の色を決める遺伝子はこれ以外にもあり、組み合わせもそれぞれ異なるため、
瞳の色は人によって違ってきます。

 

2. メラニン色素による違い
メラニンとは、紫外線の影響を抑える働きを持った色素で、虹彩だけでなく、
肌や頭髪の色もこのメラニン色素の量によって決まると言われています。
メラニン色素の量は、緯度の違いからくる日照時間や日射量の差が関係しており、
一般的に太陽の光が強い地域ではメラニン色素が虹彩に大量に蓄積され、黒色や茶褐色になります。

一方、太陽の光が弱い地域では虹彩に蓄積されるメラニンの量は少なく、青色や緑色、またはグレーの瞳になりやすいと言われています。
また、虹彩の色によって光の感じ方も違ってきます。
黒色や茶褐色などメラニン色素が多い瞳の人は眼に光を通しづらいため、眩しさを感じにくいと考えられています。
反対に、メラニン色素が薄い目の人は光を通しやすく、眩しく感じやすいようです。
欧米の方はよくサングラスをかけているイメージがありますが、
青色や緑色などメラニン色素の量が少ない瞳の人は眩しさを感じやすいため、明るい所ではサングラスをして眼を守っているのです。

 

瞳の色は個人によって異なります。気になる点がございましたら、医師までご相談下さい。

 

   


当院では1日使い捨てタイプと、2週間使い捨てタイプのサークルレンズをご用意しております。
瞳の色を変えることで、普段の印象とは違った自分になることができます。
また、コンタクトレンズが初めての方でも安心してお使いいただけるよう、

レンズの取り扱い方やケアの仕方まで丁寧にご説明させて頂いております。
何かございましたらお気軽にご連絡下さい。

 

アルコン エアオプティクスカラーズ(ブルー)装用例

 


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