557.頭痛と眼疾患の関係について
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
肌寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「頭痛と眼疾患の関係」です。
現代社会において、慢性頭痛に悩む方は3人に1人ともいわれています。
一言で「慢性頭痛」といってもその種類は様々で、「緊張型頭痛」や「片頭痛」、「群発頭痛」等といったものがあります。中でも「緊張型頭痛」は一般における有病率が30~78%の範囲で、最も多いタイプの頭痛です。そのほかにも、くも膜下出血や脳腫瘍と言った器質的な異常が原因で起こる異常があって起こる「症候性頭痛」といったものもあります。
このように痛みの発生の仕方やその誘因・対処方法などもそれぞれで異なる「頭痛」ですが、その中には眼疾患が原因で起こるものも数多く存在しています。
◆頭痛と関連する眼疾患
・眼精疲労
「頭痛」「目」と聞いて連想する方も多いのではないでしょうか。度の合わない矯正器具を使用したり無理な近業作業を行ったりすると、目の奥が痛み、頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。現代ではPCやスマートフォンといったデジタルデバイスを使う機会も多いため、これが原因の眼精疲労を発症する方が増加しています。そのほか、白内障や緑内障といった眼疾患も眼精疲労の要因となることがある為、注意が必要です。
・視神経炎
視神経に炎症が起きることで急激な視力低下や視野異常を引き起こします。目を動かしたときの目の奥の痛みや頭痛を伴うことが多いとされています。原因は様々ですが不明であることも多いです。
・急性緑内障発作
突然発症し急激に眼圧が上昇することで、目の痛みやかすみといった症状のほか、頭痛や吐き気といった症状が表れることがあります。この場合は急速に視野が悪化していくので、一刻も早く治療を受ける必要があります。
・閃輝暗点症
脳の神経の血管が収縮し血の流れが変化することで、視野の一部に稲妻のような光が見えたり、目の前が真っ暗になったりします。収縮した欠陥が拡張する際に血管の周りの神経を刺激するため頭痛を引き起こすことが多く、症状が強いと吐き気も伴います。
いかがでしたでしょうか?
上記のとおり、眼疾患と頭痛には様々なつながりがあります。今回ご紹介したものもそのうちの一部ですので、気になる症状がある場合は個人で判断せず、お早目に医師にご相談ください。
お電話やWebでもご予約を承っておりますので、ぜひご活用ください。
●一般の方向けですので、医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
●既に治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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