522. 二種類の点眼薬を使用する際に気をつけること
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
寒さの厳しい季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「二種類の点眼薬を使用する際に気をつけること」です。
◆点眼の間隔
一度に何種類もの点眼薬を処方された際には、一度にまとめてさすのではなく、基本的には間隔をおいて、一種類ずる点眼するのが望ましいです。
間隔をあけずに続けて使うと、先に使用した点眼液が後から使用した点眼液によって鼻やのどに流されたり、成分同士が反応しあったりして、効果に影響出ることがあります。これらを防ぐために、通常5分以上の間隔をあけて点眼して下さい。
◆点眼の順序
使用する順序や時間帯について医師より説明があった場合には、指示通りの順序・時間帯を守って点眼して下さい。医師から指示がない場合、一般的に水溶性点眼液→懸濁性点眼液(点眼する前に振るもの)→油性点眼液→ゲル化点眼液→眼軟膏になります。
◆点眼薬使用時の注意点
・点眼薬を使用する前は手をよく洗い、手指を清潔にしておきましょう。
・下まぶたを軽く下に引き、点眼するようにしましょう。
・点眼する時は目やまつ毛が容器に触れないようにしましょう。
・点眼後は、まぶたを閉じ、目頭を軽く押さえましょう。目安は1分程度です。
・あふれた点眼液は、清潔なティッシュペーパー等でふき取りましょう。
・他の人への貸し借りはしないようにしましょう。
・懸濁型の点眼液よく振ってから使用しましょう。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
●一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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