520.結膜下出血はどうしてなるの
こんにちは池袋サンシャイン通り眼科診療です。
今週のテーマは
「結膜下出血はどうしてなるの?」です。
・結膜下出血とは
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れて出血したもので、白目部分がべったりと赤く染まります。
多少、目がごろごろすることもありますが、痛みなどはありません。
自覚症状がないことが多く、周りの人に指摘されて気付くケースがほとんどです。
・出血と充血の違い
眼が赤くなる症状には充血と出血があります。
充血
充血は細い血管が拡張した状態をいい、血管が浮き出て眼が血走って見えます。血管収縮剤を使うと充血の場合は赤みが少なくなります。
出血
出血は血管が破れて血液が出たもので、白眼が血液でべったりと真っ赤に染まり、血管の走行がみえません。
・原因
なぜとつぜん結膜下出血がおこるのかははっきりしていませんが、結膜は強膜のうえにピンと張るのではなく、ゆるく余裕をもって覆っているので、 まばたきのときに結膜が引っ張られて結膜下出血をきたすのではないかと言われています。原因はさまざまで、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネの絞め過ぎなど些細なことでも出血する場合もあります。
多くの場合、出血は自然と吸収するものとされていますが、以下の場合は眼科を受診してください。
・眼外傷を受けた場合
・出血以外に痛みやかゆみ、眼脂を伴う場合
・ひんぱんに出血をくりかえす場合
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
無断での記事転載はご遠慮ください。
本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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