512.色覚検査とは

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
肌寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「色覚検査とは」です。


まず、色覚異常とは、先天的または後天的に起こる色の判別ができない疾患です。                                        
日本人の先天的な色覚異常の頻度は男性では5%、女性では0.2%と言われております。
細胞の異常の程度にもよりますが、1型・2型・3型の色覚異常に分類されます。

見え方としては、多くは赤と緑・緑とオレンジ・黄色と黄緑・青と紫・ピンクと白と灰色の判別が困難になります。
例を挙げてみると、紅葉の景色が普通の緑葉に見えたり、赤いお肉が焼けているように見えてしまったりするような見え方をします。

 


細胞や神経の異常によって起こるため治療等で治るものでないため、ご自身でしっかりと把握しておくことが大切です。
そのため、以前は廃止されていた色覚検査ですが、近年では小学校の健康診断で色覚検査が実施されているところもあり将来に就ける職業も諦めることもなくしっかり見据えるようになってきました。


<色覚検査>

色覚の検査としてスクリーニング、程度の判定、確定診断によって分類されます。

スクリーニングや程度の判定は比較的どこの眼科に置いていることも多いですが、確定診断のための機器はあまり置いているところは多くはありません。


・スクリーニング
 石原式色覚表

仮性同色表と言われる見分けにくい色同士で
構成された数字や切れ目が記載された簡単かつ
手早くできる色覚検査です。


・程度の判定
 パネルD15

1から15の色を似ている色に並び替えてもらう
正常に並び替えられると異常は中等度以下、
また正常に並び替えることができないと異常は強度となります。


色覚の異常は将来就く職業にも就けるか就けないかも大きく関係してきます。例えば自衛隊、警察関係、航空、調理師専門学校などで制限されてしまいますので、ご自身で一度色の見え方に他人に指摘されたことがあり、色の判別が困難だった方は検査を受けてみても良いかもしれません。

 

  • 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
    ●無断での記事転載はご遠慮ください。
    ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも
    当てはまりません。
    ※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

池袋サンシャイン通り眼科診療所の
全ての医師の経歴はこちら

診療時間

診療時間

受付終了時刻
平日・土曜19:30
日曜・祝日18:30
休日(土曜/日曜/祝日)も診療する一般眼科です。
休診日…12/31、1/1、1/2、1/3

夜間受付のご案内

診療予約

お電話かWEBにて受け付けており、初めての方でもご予約できます。
※予約なしでも受診できます。
※土曜、日曜、祝日もご予約できます。
※前日から当日にご予約の方は、検査や処置ができないことがあります。

▼電話予約

03-3981-6363

▼一般眼科診療

▼専門治療

●WEB予約方法

アクセス

03-3981-6363
池袋駅東口徒歩1分。
JR池袋駅東口を出てすぐの大通り(明治通り)を渡り、三菱東京UFJ銀行の右側の角を曲がっていただきますと「ビック池袋東口ビル(旧アイケアビル)」の入り口がございます。入口は休日(土曜/日曜/祝日)も開いております。 中に入ると奥にエレベーターがありますので、5階へお越しください。

当院紹介

池袋サンシャイン通り眼科診療所の特色と、外来について

コンタクトデビューに親切な池袋の眼科です

学校の目の検査で異常があったら当院で診察できます