499.瞳孔について
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
まだまだ暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「瞳孔について」です。
瞳には、瞳孔という小さな穴があり、眩しい時は閉まり、暗い時は開くことで光量の調節をしています。
<瞳孔の位置と形>
瞳孔は、水晶体(カメラのレンズに相当し毛様体と連動してピントを合わせる器官)の 前方に位置します。ヒトの瞳孔は、ほぼ正円形の形をしています。
<瞳孔の変化>
眼球の色がついている部分を虹彩(こうさい)と呼び、その真ん中にある、通常「黒目」と呼ばれている部分を瞳孔(どうこう)といいます。虹彩が伸び縮みをして光の量を調整しています。カメラにたとえると虹彩は絞りに相当します。
<散瞳と注意事項>
眼科では、瞳孔の内側に病気がないかどうか確認するため、「瞳を広げるお薬を入れて眼の奥を診ますよ。」などと説明して瞳孔を広げる目薬を入れます。無散瞳眼底検査と散瞳眼底検査との大きな違いは網膜の観察範囲の違いです。散瞳すれば黄斑部から周辺部まで眼底全体を精密に観察することができます。
<瞳孔を広げる薬を使う際の注意>
散瞳薬をさして15分から30分くらい経つとひとみが大きくなって光がたくさん入ってくるので、5~6時間程度、まぶしく感じ、ピントを合わせにくくなります。仕事がしづらくなり、階段を降りるとき、踏み外しやすく転倒に繋がる恐れもあります。そこで、まず、車やバイクの運転は事故につながるので、散瞳した日は運転しないようにしてください。5~6時間程度は室内で安静にされることをおすすめします。個人差は、ありますが時間が経てば回復します。それまでは、慎重に過ごされてください。
- 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも
当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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