483.中学生からコンタクトレンズは使っていいの?
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
今回のテーマは、「中学生からコンタクトレンズは使っていいの?」です。
結論から言うと、コンタクトレンズの使用に年齢制限はありません。
しかし、一般的に中学生からが好ましいとされています。
ではその理由を説明していきます。
①管理について
コンタクトレンズは「高度管理医療機器」です。管理が難しく、洗浄・消毒等をしっかり行い用法を守って使用することが大切だからです。
②眼の負担について
小さい頃からコンタクトレンズを使用していると、加齢に伴い減少する角膜内皮細胞の死滅を促進させる可能性があります。角膜内皮細胞とは、黒目の一番内側にあり、血液の代わりに酸素や栄養分を取り入れている細胞です。コンタクトレンズの長時間装用や、間違った使用による極端な酸素不足は、角膜内皮細胞の減少に繋がると言われているため、しっかりと管理ができる年齢になるまで使用は控えることをお勧めします。
【注意点】
・メガネも作りましょう。
もしメガネを持っていなければ、最初にメガネを作りましょう。コンタクトレンズは、メガネの代わりではありません。コンタクトレンズしか持っていないと、長時間の装着をしてしまったり、眼の調子が悪いときでも無理をして使用することで角膜を傷つけてしまう可能性があります。
・保護者の方がチェックしましょう。
お子様がコンタクトレンズを正しく使用しているか、日頃から保護者の方のチェックが大切です。お子様に指導できるように、保護者の方も正しい使用法を理解し正しい知識をつけておくことが必要となります。
・無理な装用をしないようにしましょう。
コンタクトレンズは必要なときに、眼科で指示された時間の限度を守り使用しましょう。眼に少しでも異常を感じた場合は、使用を中止し速やかに眼科を受診してください。
・定期検診を受けましょう。
眼トラブルの中には自覚症状のないものもあります。眼科で処方されたコンタクトレンズを使用している場合であっても、定期検診を怠ると眼にコンタクトレンズが合わなくなっていたり、眼が不健康な状態になっていたりしていることに気づかず、知らず知らずのうちに不適切な使用方法となっている場合もあります。しっかりと定期検診を受けていれば、眼が危険な状態であってもすぐ対処ができ、重篤な眼疾患に進行するのを防ぐことができます。
当院では、安全なカラーコンタクトレンズやサークルレンズのご紹介・処方、また初めてコンタクトレンズを使用する方への装用指導も行っております。
コンタクトレンズを使用してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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