430.スマホ老眼ってなに?
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
桜の季節も終わり、朝晩も過ごしやすくなってきましたね。
さて、今日のテーマは「スマホ老眼ってなに?」です。
▼スマホ老眼とは
スマホ老眼とはその名の通り、スマートフォンの使い過ぎで一時的に老眼のような症状が目に表れることです。特にスマートフォンについて言われているのは、小さな画面の小さな文字を長時間見るため目に負担をかけるためです。ほかに、紙や本などとは違って、画面そのものから発する光が眼にダメージを与えているとも言われています。
▼症状
・遠くは見えるのに、近くの文字がぼやけてみえる
・目の焦点が合いづらい
・目が疲れる、かすむ
普通の老眼は一般的に40歳前後からはじまると言われていて、年齢とともに、調節力が低下することで近くの文字が見ずらくなり、少し離すと見やすくなる、といった症状がみられます。スマホ老眼の場合は、ゲームやSNS、ビジネスなどでスマートフォンやパソコンの使用時間が長くなりがちな20代から30代くらいの比較的若い世代の方によくみられます。原因としては、目の酷使で目の筋肉が一時的に緊張してしまったり、働きが悪くなったりすることにより、目のピント調節力が弱くなることがあげられます。
▼スマホ老眼かなと思ったら・・・
スマホ老眼はしばらく目を休めると治ることがほとんどですが、放っておくと見えにくいだけでなく、集中力の低下やいらいらを招き、肩こりや頭痛などの全身に症状が出る場合や、慢性的な眼精疲労になってしまう恐れもあります。
症状が一時的なものでなければ、ぜひ一度眼科へご来院いただき、医師の診察を受けていただくことをおすすめいたします。当院では、疲れ眼改善のビタミン目薬の処方、目の筋肉を休める目薬の処方、近用やパソコン用メガネの処方などの提案をさせて頂きます。また、アイホットという赤色光を使用したホットアイマスクタイプのあんぽう器を使用した治療も行っています。
▼スマホ老眼を防ぐにはどうしたらいい?
スマートフォンやパソコンをよく見る方は、職場や日常生活で工夫をすれば、かなり予防ができます。スマートフォンを一切使わないで生活するのはなかなか難しいことですので、ご自身で気を付けながらスマートフォンと上手につきあっていく必要があります。
1、 スマートフォンの連続使用時間をなるべく短くし、適度に休憩をはさむ。
2、 スマートフォンと目の距離を最低でも30cmくらい取り、寝ころびながらの使用は避ける。
スマートフォンの画面の明るさや文字サイズを見直す。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮下さい。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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