398.人と動物の見え方って違うの?
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
まだまだ暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回のテーマは『人と動物の見え方って違うの?』です。
ヒトと動物では目の使い方や果たす役割が少し違うため、見え方も違っています。
私たち人間は、通常2つの目を使っており、視野・奥行・立体感・平衡感覚などの
多くの情報を視覚から得て生活しています。
【色の見え方】
すべての色は、光の三原色といわれる赤、緑、青の光の組み合わせで作られており、ヒトはこの3色が見えています。
私たちに比較的近いサルなどは、ヒトとほぼ同じような見え方をしているといわれています。
哺乳類である犬や猫は赤、青の2種類しか見えていませんが、嗅覚や聴覚が発達しているため強い視力を持ってはいません。
一方で鳥類では猿人類よりはるかに多い20色ほど見分けることができ、紫外線まで見ることができるといわれています。
【見える範囲】
動物は主に肉食動物と草食動物に分けることができ、目の位置に違いが見られます。
肉食動物
肉食動物の目は顔の前に2つついており、立体的にものを見ることができます。
ライオンやトラなどは獲物を捕まえるのに役立っています。ただし、見えている範囲(視野)は
左右約180度~200度ほどで、さほど広くありません。
また、後ろの両眼視野約80度~180度は見ることができません。
草食動物
ウサギや馬などの草食動物や魚類は目が横についており、見える範囲は非常に広く、
視野はほぼ360度あります。自然界では肉食動物から逃げたり、身を守ったりするのに役立っています。
しかし、ものを立体的には見ることはあまり得意ではありません。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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