391.緑内障の点眼薬を使う際の注意点

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
暑さが日ごとに増してまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のテーマは「緑内障の点眼薬を使う際の注意点」です。

◆副作用について
 どのような薬にも副作用は存在します。そのため、副作用について知っておくことは大切です。
緑内障治療のための点眼薬の使用によって起こる副作用は薬の種類によって異なります。
目の充血、肌に付着すると黒ずむ、まつ毛が伸びるといった命には関わらない症状から心不全や
呼吸困難といった重篤な症状まであります。自分が使用する薬の副作用は医師や薬剤師に確認しましょう。
持病がある方は診察時に必ず医師に伝えて下さい。

また、緑内障は症状を進行させないよう治療が長期間に及びます。
よって点眼薬も長く使用することになるので、使用法は正しく守り副作用ができるだけ
少なくなるように注意しましょう。

◆複数の点眼薬を使用する場合
 2種類以上の点眼薬を使用する場合は,点眼間隔に注意が必要です。
2種類以上の点眼剤を使用している場合,5分以上の間隔をあけて点眼します。
最初に点眼した薬は,後に点眼した液により洗い流されてしまい十分な効果が得られない場合があります。
そのため、ほかの点眼薬の影響を受けないように5分以上の間隔をあけて,
よく効かせたい一番大切な目薬を後に点眼します。

◆点眼薬のさし方
①指が目薬の容器の先に触れて汚染されることがないよう、まず手を石鹸でよく洗います。

②目薬のさし方は、両手でも片手でも、ご自分のやりやすい方法で行ってください。
下まぶたを軽く引いて、目薬を目の中に確実に入れます。

③目薬が涙点(るいてん)から流れ出ていかないように、しばらくまぶたを閉じるか、
目頭を軽く押さえます。目薬が流れ出ていってしまうと薬の効果が発揮できなくなってしまいます。

④目の周りにあふれ出た目薬は清潔なガーゼやティッシュで拭き取ります。

⑤使用後はキャップをしっかり閉めて清潔なところに保管しましょう。


  • 上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
    ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
    ●無断での記事転載はご遠慮ください。
    ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。

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