385.乱視について
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
新緑のさわやかな季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは 「乱視について」 です。
●乱視とは
乱視とは、角膜や水晶体の湾曲が正しい球面になっていないために、眼に入ってくる光の向きによって、
光線の結像位置が変わってしまう状態をいいます。
簡単に説明しますと、目の奥の焦点がひとつにならず、近くも遠くもピントが合わない状態のことを言います。
ただ乱視というのはほとんどの人にあるもので、乱視のある・なしではなく、“どの程度”あるのかが、問題になってきます。
●乱視の原因
乱視の見え方は二重に見える・ブレて見える・ぼやけて見える・光がにじむ・夜見にくくなるなどで、
見にくさだけではなく目の疲れの原因ともなります。
角膜や水晶体による歪みが乱視のもととなっていて、大半の乱視の原因は、角膜の歪みによるものです。
まん丸のバレーボールやバスケットボールのような形であれば、どこから光が入っても屈折力は同じになりますが、
乱視の方は、ラグビーボールのような状態になっていると考えて頂ければわかりやすいかと思います。
●乱視の種類
乱視はゆがんでいる方向で、直乱視・倒乱視・斜乱視に分けられます。
上下方向につぶれるようにゆがんでいると直乱視、反対に横方向にゆがんでいると倒乱視、斜めであれば斜乱視になります。
直乱視、倒乱視、斜乱視で見え方は違ってきます。
人間の目では、直乱視が最も多く、倒乱視、斜乱視の順に少なくなります。
●乱視の対処法
乱視は、眼鏡やコンタクトで矯正することができます。
乱視がひどい場合は、眼精疲労や、肩こり・頭痛を引き起こす原因にもなるため、まずは眼科で乱視の矯正度合いをきちんと診察してもらい、
患者様に合ったコンタクトレンズや眼鏡を処方してもらいましょう。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
●一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。 ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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