378.翼状片について
こんにちは池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
暖かくなりつつありますが、皆様はいかがおすごしですか。
今週のテーマは「翼状片について」です。
翼状片とは鼻側の結膜が黒目に向かって三角形に伸びてくる病気をいいます。
50歳以上の中高齢者に多くみられます。
原因ははっきりとわかっていません。
屋外で仕事をしている人に多く見られるため、紫外線が原因ではないかと考えられています。
症状としては、結膜が盛り上がってしまうため、ゴロゴロしたり、
ゴミが入ったような異物感が感じられます。また、結膜の部分はしばしば充血したように赤くなり、
見た目が気になるというかたもいます。
非常にゆっくりと進行するため、症状がなければ放置しても問題ないですが、
翼状片が角膜に侵入してくると乱視が出現したり、瞳孔にかかってくると著しく視力が低下しますので、
そうなると手術が必要になってきます。
手術では黒目にかかった翼状片を切除します。しかし、再発する場合も多く、
その場合若年者で高く、高齢者では比較的低いといわれています。
その再発を防ぐために、手術中に抗がん剤を薄めた物を切除した後の結膜にかけると、
抗がん剤の働きにより、細胞の異常増殖を止めるので、再発率を低下させることができます。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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