354.パソコン作業を疲れにくくする環境づくりについて
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
読書・スポーツ・食欲の秋ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「パソコン作業を疲れにくくする環境作りについて」です。
パソコン作業の疲れの原因としては、発光体である画面を見続けることによって、
自覚はなくとも視神経にとってまぶしい状態を長時間続けることで
疲れを感じてしまうというものがあります。また、PC画面と手元の書類の視線移動によって
眼の筋肉が疲労してしまうこともあります。
集中してPC画面を見ている時は、普段の状態と比較し、まばたきの回数が減少している事が多いこと、
また、目を見開いていることによって目が乾いてしまいドライアイの症状を併発してしまうこともあります。
〇環境作りの工夫
・ディスプレイの位置を目の高さよりも低くセッティングし、明るさは抑え目にする。
・反射光を抑えるフィルターを装着することも有効。
・室内の照明環境を明るく保つ。 (暗い部屋での作業は避ける。)
・エアコンの風が直接目に当たらないように風向きを工夫する。
・眼鏡、コンタクトは度の合ったものを使う。
・足を台に乗せたり組んだりなどせず、両足がまっすぐつく高さに机を合わせる。
・黒い背景に緑の文字で作業を行うと、眩しさが軽減され疲れにくいと言われています。
○作業の際に行う工夫
・長時間の作業を行う際には1時間に10分程度の適度な休息を取る。
・軽い体操をして体をほぐしたり、遠くの景色を見て眼の疲れを取るなどする。
・猫背をやめ背筋を伸ばした姿勢でパソコンをする。
視力低下、目がかすむなどの症状は、適度な休憩や充分な睡眠で回復しますが、
疲労が重なると回復が遅れます。疲れをため過ぎないよう工夫することが大切です。
なにかあれば、早めの眼科の受診をおすすめいたします。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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