349.斜視・斜位の治療
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
段々と涼しくなり過ごしやすくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本日のテーマは「斜視・斜位の治療」についてです。
まず、斜視・斜位についてです。
斜位とは目の動かす筋肉のバランスが悪く、ずれているはずの目を自力で融像
(両目で1つのものを見る状態)して、斜視を隠している状態のことをいいます。
大半の人が多少の斜位を持っており疲れたときや、気を抜いたときに症状が現れます。
こちらは基本的には治療の対象とはなりません。
しかし、目のズレの角度が大きく眼精疲労がある人には、プリズム眼鏡で矯正する場合はあります。
(カバーで隠すことにより視線がはずれます。)
(カバーをとるとしっかり目を寄せることができます。)
斜視とは両眼で見えるものを1つに合わせて立体的に見ることができない状態のことを言います。
簡単に言いますと、両目の視線が合わない状態です。いろんな原因で斜視になりますが、
子どものころの斜視はすぐに治療が必要になります。目の発達が6才までには完成するため、
そのあいだに片方の目を使わなくなってしまうと、大人になって視力が回復することが難しくなるからです。
治療としては、手術を行います。ズレている目の筋肉を手術し、視線をまっすぐに合わせます。
それにより、両目を使って物を見るように訓練していきます。
もし、子どものころに治療をせず弱視のまま大人になった場合、視力は回復が難しいため
整容面で気になる場合には手術を行います。もし、気になることがございましたら、当院にご相談ください。
- 上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
- 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
- 無断での記事転載はご遠慮下さい。
- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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