308.視野検査について
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
皆様いかが、お過ごしでしょうか。
今週のテーマは「視野検査について」です。
1) 視野検査の内容
視野検査とは、見えている範囲を測定する検査です。測定の際は、眼を動かさないようにしていただき検査をします。
眼を動かしてしまうと、検査結果が不正確になってしまいます。顔の位置は、顎台などに付けていただき動かないように固定します。
また、通常は片眼づつ測定します。検査の指標が見えたらボタンを押していただき、視野の広さや深さを測定します。
2)視野検査で見つかる疾患と異常
緑内障:鼻側階段、Bjerrum 暗点
網膜色素変性症:視野狭窄、輪状暗点
視神経炎:中心暗点
脳腫瘍・脳梗塞など:同名半盲、四半盲
心因性視力障害:らせん状視野
3)視野検査の機械
ハンフリー視野計:静的量的検査です。通常は片目5~10分ほどかかります。
静的検査なので、特に初期緑内障の検出に優れています。モードによって、中心30度の視野だけでなく、
周辺60度の視野や中心10度のみの視野を測定することもできます。
ゴールドマン視野計:動的量的検査です。通常は片目15~30分ほどかかります。広い範囲の検査を行う事ができます。
また、視覚障害者手帳の申請の為にこの検査が必要な場合があります。
FDT:主に緑内障のスクリーニングに使います。コースによって片目40秒~3分ほどかかります。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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