298.花粉症について
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
暑い日が続いておりますが、皆様いかが、お過ごしでしょうか。
今週のテーマは「花粉症について」です。
花粉症というと春のスギ花粉を連想されると思いますが、夏から秋にかけても花粉は飛散しています。
8月以降、関東地方で飛散しているのはブタクサ、ヨモギなどのキク科、アキノエノコログサ(ネコジャラシ)などのイネ花粉です。
スギ花粉は木の高さがあるため遠くまで飛散する一方、秋の花粉は飛散距離が短いのが特徴です。
気象協会ウェブサイトより引用
花粉症のしくみ
花粉が目の粘膜に接触することでアレルギー症状が現れ、樹木や草花の花粉が舞う季節に繰り返し発症します。
ヒトの身体は細菌やウイルスなどの異物が体内に入ると、それを取り除こうとして体の中に抗体を作ります。花粉が体内に入った場合、
IgE抗体という物質が作られます。この抗体が働くと、神経を刺激する化学物質(ヒスタミンなど)が放出されかゆみを引き起こし、
血管にも作用して充血やまぶたのはれにつながります。
花粉症の予防
花粉が飛散する時期には、できるだけ花粉から遠ざかることが一番です。外出する際にはマスクやめがねを装着する、
帽子やスカーフを身につけ家に入る前に外す、
花粉症の検査
当院では花粉症の原因(アレルゲン)を調べる検査を実施しております。 特異的IgE(MAST33アレルゲン) 採血による少量の血液で、
33項目のアレルギーの原因が一度の検査でわかります。検査結果は1週間後にお渡し致します。
採血処理が必要なため、検査は看護士が勤務している日にのみ承れます。ご希望の方はお気軽に先生やスタッフにご相談下さい。
治療方法
花粉症の症状が認められると、対症療法を行います。 抗アレルギー剤に関しては、前もって時期がわかっていれば、
かゆみなどの自覚症状が出る2週間程度前に目薬をつけ始めることで症状の出現を予防したり、軽くしたりすることができます。
当院においては、症状を緩和するための点眼薬、内服薬を処方しております。
花粉症の症状が出たら、抗アレルギー作用をもつ目薬を用いた治療が主となります。
かゆみなどの症状が強ければ、ステロイドを含む目薬が使われることもあります。
ステロイドは、症状を抑える効果は強いのですが副作用として眼圧上昇を起こすことがあるため、通院しながら注意深く使う必要があります。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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