280.眼圧を測る機械について
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。季節の変わり目ですが、皆様体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。
今回のテーマは「眼圧を測る機械について」です。
1)圧入眼圧計
一定の重さの可動杆を角膜に垂直に乗せ、圧入の程度を測定する方法です。読み取られた値とおもりの種類から換算し、眼圧値を求めます。通常は、患者様に仰向けに寝ていただき測定を行います。
シェッツ眼圧計が代表的です。
2)圧平眼圧計
一定の角膜面積を圧平するのに必要な圧力を求る事により眼圧を測定する方法です。
2-1)Goldmann眼圧計
細隙灯顕微鏡に取り付けて用います。角膜に垂直に押し当てた圧平プリズムを見ながら押す力を調整し、眼圧値を測ります。
座位のまま測定が可能です。また、現在最も正確に眼圧を測定できる方と言われています。
2-2)手持ち式圧平眼圧計
原理はGoldmann眼圧計と同じものですが、持ち運びが可能なものです。往診時や入眠させた小児の眼圧測定などに対して使用することが多いです。
Perkins式、Draeger式などが代表的です。
2-3)電気式圧平眼圧計
先端を角膜に触れさせると、圧を感知し眼圧値がデジタル表示させるものです。大き目のマジック程度の大きさで持ち運びに便利です。
反面、測定制度に関しては低眼圧や高眼圧でばらつきが見られることがあります。
2-4)非接触眼圧計
ごく短時間に空気を噴出し、角膜を一定面積に圧平するのに要する時間や内圧から換算して眼圧を測定する方法です。
点眼麻酔が不要で、測定時間も短いため、スクリーニングとして有用です。しかしGoldmann眼圧計に比べると測定精度はやや低いので、最終的にはGoldmann眼圧計による再確認を行うことが望ましい場合もあります。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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