276.茶目と黒目は何が違う

人間の瞳の色は個人・人種によって異なっていますが、この違いは何による違いかご存知でしょうか?

1月の配信でもお伝えしましたが、簡単に色の違いについての説明と、今回は新たに「瞳の色の変化」と「見え方の違い」についてもお話します。

「瞳の色の違い」
瞳の色とは、眼に入ってくる光の量を調節する「虹彩」という部分の色を示します。
瞳の色が違う理由は2つあると考えられています。
1つめはメラニン色素の量による違いです。メラニン色素の量は、生まれ育った環境の日照条件によって変化します。
メラニン色素が多いと、瞳や肌の色は濃く黒色に近くなり
メラニン色素が少ないと、瞳は青や緑に見え肌は白くなります。
アジアやアフリカでは日射量が多いため 黒に近い色の眼が多く、ヨーロッパでは日射量が少ないため ブルーの眼が多いのです。
2つめは遺伝子による違いです。
15番染色体と19番染色体の遺伝子に存在する、色の遺伝子の組み合わせによって瞳の色が変化するといわれています。

「瞳の色の変化」
瞳の色は変化することもあります。生まれた時はブルーの目であったのにグレーやブラウンに変化したり、ブラックなどの濃い色がグレーなどの薄い色に変化することもあり、必ずしも生まれたままの瞳の色が続くわけではないようです。
上記でもメラニン色素の量で目の色が決まることをお伝えしましたが、生後だんだんと虹彩がメラニン色素を集めていき、色が変化することがあるそうです。
メラニン色素は、太陽光に含まれる有害な紫外線から体を守る働きがあり、この色素の量は生まれ育った環境の日照条件によって変化します。
生後6~8ヶ月でだいたいの色が決まるそうですが、色の変化にも個人差があります。

「見え方の違い」
瞳の色はメラニン色素が多い順に黒→茶→緑→青となっています。
メラニン色素が多い、すなわち瞳の色が濃い方が眩しさに強く、メラニン色素が少ないと眼に入る光の量が多くなるため、まぶしさを感じやすくなります。
ヨーロッパ等、薄い 青や緑の瞳の色を持つ国の人々は、まぶしさを感じやすいため、太陽の下ではサングラスをかける必要があるのです。

瞳の色は個人によって大きく異なりますが、気になる点がございましたら、医師までご相談ください。

池袋サンシャイン通り眼科診療所の
全ての医師の経歴はこちら

診療時間

診療時間

受付終了時刻
平日・土曜19:30
日曜・祝日18:30
休日(土曜/日曜/祝日)も診療する一般眼科です。
休診日…12/31、1/1、1/2、1/3

夜間受付のご案内

診療予約

お電話かWEBにて受け付けており、初めての方でもご予約できます。
※予約なしでも受診できます。
※土曜、日曜、祝日もご予約できます。
※前日から当日にご予約の方は、検査や処置ができないことがあります。

▼電話予約

03-3981-6363

▼一般眼科診療

▼専門治療

●WEB予約方法

アクセス

03-3981-6363
池袋駅東口徒歩1分。
JR池袋駅東口を出てすぐの大通り(明治通り)を渡り、三菱東京UFJ銀行の右側の角を曲がっていただきますと「ビック池袋東口ビル(旧アイケアビル)」の入り口がございます。入口は休日(土曜/日曜/祝日)も開いております。 中に入ると奥にエレベーターがありますので、5階へお越しください。

当院紹介

池袋サンシャイン通り眼科診療所の特色と、外来について

コンタクトデビューに親切な池袋の眼科です

学校の目の検査で異常があったら当院で診察できます