259.ヒトの目と、動物の目について
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
寒暖の差が激しい時期となってきておりますので、寒さで体調を崩しやすいので、お体ご自愛くださいませ。
今回のテーマは『ヒトの目と、動物の目について』です。
「色の識別」
人間などの大型類人猿は3原色(赤、青、緑)で、犬などの大部分の哺乳類は2原色(赤、青)です。犬や猫は嗅覚や聴覚が優れているため、視覚の感度はイマイチといわれています。
鳥や昆虫は4原色(赤、青、緑、透明(紫外線))で、鳥の中でもカラフルなものは特に識別能力が高いといわれています。ちなみに身近に生息しているハトは20色を識別できるそうです。
魚類の中では色の識別ができるものとできないものがいます。イシダイや、金魚などは色の識別は出来ます。一方、色の識別できない魚としては、マグロ、カツオ類が有名です。
「視野の違い」
視野の違いは大きく2つに分けられます。
① 人間と同じように両目が正面を向いている生き物は全体の視野が狭いが、両眼での視野は広くなる。両眼視野が広いため物を立体的に捕らえる能力が優れています。主に肉食動物がこのような視野をもっています。
人間の場合視野の広さは、片目の水平方向では、耳側に約90~100度、鼻側に約60度、上下方向では、上側に約60度、下側に約70度と言われています
② 目が側方に向いている生き物は全体の視野は広いが、両眼の視野は狭くなります。両眼視野が狭いため、物を立体的に捕らえる能力はあまり優れていません。単眼視野はかなり後方まであるため死角が少ないといった特徴があります。このような視野をもっているのは、草食動物です。
生活の仕方や目的によって目のつくりはそれぞれ異なり複雑な構造なのがわかります。そして人間は優れた色覚と立体感覚を持っていることがわかりました。普段何気なく見ているものや景色は、別の動物からでは色や見え方が異なって見えているということです。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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