258.コンタクトレンズの定期検査の重要性
いかがお過ごしですか、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
今回のテーマは「コンタクトレンズの定期検査の重要性です」
☆定期検査の重要性☆
現在調子よく装用していても、角膜に傷がついていたり、眼のトラブルが進行している事があります。特にソフトコンタクトレンズ使用時は、角膜などに傷害が発生したときに、自覚症状が出にくい事が知られています。(バンテージ効果)
レンズを安全かつ快適に使用して頂くためには3ヶ月ごとまたは眼科医からの指示に従って定期検診を必ず受けましょう。定期検査を受けることにより、疾患の早期発見、早期治療が可能になります。
定期検査で見つかる疾患
●角膜潰瘍
コンタクトレンズの使用中に、知らない間に角膜傷害が発生していて、気が付いた時にはそこに細菌が感染を起こして角膜潰瘍になっていたという事もあります。
角膜染色検査を行い傷の有無を検査します。
●巨大乳頭結膜炎
もともとアレルギー素因を持っている人がコンタクトレンズを特にソフトコンタクトレンズを使っている場合、コンタクトに付着した分泌物が新たな慢性的なアレルギー反応を起こし疾患の原因になります。
●角膜新生血管
レンズの装用時間が長いと酸素不足の状態が悪化します。また、装着当初は水分を充分に含んでいたレンズも装用後次第に乾燥してきて、水分が不足してきます。そうなると酸素透過率も低下しますし、レンズが涙を吸収してしまうので、ますます眼の酸欠状態が進行します。
血管が侵入すること自体には、痛みなどの症状が全くありません。血管の侵入を肉眼で確認することも難しいので、自覚症状は無いと言ってもいいでしょう。そのため気付かないうちに障害が進行していってしまうことが多いのです。
自覚症状がある無しに関わらず、定期検診はコンタクトレンズ使用者の眼の健康を守る上で非常に重要な事です。異常を感じたらすぐにコンタクトレンズをはずして眼科での受診をして頂くことはもちろんですが、定期的に検査をすることはとても重要なことなのです。
一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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