253.眼科用語を英語で言ってみよう
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
いよいよ秋も本番になり、木々の梢も色づいて参りました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「眼科用語を英語で言ってみよう」です。
あまり馴染みがないと思われる眼科の英語ですが、意外に、日常耳にするような言葉も少なくないかもしれません。いくつかご紹介します。
Retina :網膜
「レティナ」と発音します。網膜とはカメラで言うとフィルムにあたる部分で、目に入った光情報を脳に送るため電気信号に変換するという重要な役割を持つ膜です。眼球の奥のほうに位置しています。
近頃、ハイビジョンテレビやスマートフォンで高い解像度を持つ画面で「Retinaディスプレイ」というものがありますが、これは「人間の網膜のような高い解像度を持つ画面」という意味なのだそうです。
Iris :虹彩
「アイリス」と発音します。虹彩とは「黒目(茶目)」の部分のことで、瞳孔の大きさを収縮させることによって、目に入る光の量を調節する役割を持っています。カメラの専門用語で、明るさを調節する「絞り」のことを「アイリス」と呼びますが、これも人間の目の虹彩が語源となっています。
Eye drops :目薬
Eye(=目)のdrop(=水滴)で、点眼薬という意味になります。薬は薬でも、目薬の場合”medicine”という言葉よりもこの言い方の方が一般的です。
Pink eye :結膜炎
結膜(白目の部分)が炎症を起こして充血している状態です。充血すると白目がピンク色になるのでわかりやすい表現ですね。ちなみに結膜炎には、ドイツ語から由来した専門用語で”conjunctivitis”という言い方もあります。
Nearsightedness :近視
近くが見えやすく、遠くになるにつれて見えづらくなる状態です。日本人の多くがこの近視です。専門用語では”myopia”と言います。
当院にいらっしゃる方の中も、英語話者の患者様が年々増え続けております。当院では、英語版ホームページをご用意し、従業員も英語対応に努めております。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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