824.霰粒腫の切開手術のリスクと副作用

こんにちは池袋サンシャイン通り眼科診療所です。

今年も残すところあとわずかとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

今回のメールマガジンのテーマは「霰粒腫の切開手術のリスクと副作用」です。

 

〈霰粒腫とは?〉
ものもらいの一種で、まぶたの縁にある油分の分泌腺(マイボーム線)がつまってしまい、脂肪のかたまりができた状態です。体調が悪いときや、目の周辺に菌がつき不潔な状態が続くとこのマイボーム線がつまる可能性があります。症状としてはまぶたの腫れや異物感などがあります。点眼薬・軟膏・内服薬を使用して様子を見る場合と、切開手術をして中身を摘出する場合があります。

 

〈霰粒腫の切開手術〉
切開ではまぶたの裏側あるいは外側から局所麻酔の注射をして切開し内容物を取り除きます。症状にもよりますが15分~30分ほどで終わります。麻酔の注射をしますので痛みはあまり感じません。当日は眼帯をつけて帰宅していただき、基本的に1週間後に経過観察で受診いただきます。外側から切開した場合には縫合糸の抜糸も行います。

 

〈リスクと副作用〉
切開後はしばらく腫れが残り、皮下出血等が起こる場合があります。根治したい場合はおすすめですが、麻酔をして傷口を作るというリスクがあるため、担当医師とよく相談してから実施します。また、切開手術をしても再発する可能性があります。注射や切開などの処置は1度診察をさせていただき、医師の判断と本人様の希望・同意のもとで行いますので、まずは1度受診していただき処置は後日ご予約をいただいてご案内しております。まぶたの腫れやできものがある際にはお気軽にご受診ください。

 

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
●一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。

 

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