172. 目の痛みで来院したのに眼底も診るのは何で?
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
冬もそろそろ終わりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「目の痛みで来院したのに、眼底も診るのは何で?」についてです。
1)はじめに眼底及び、眼底検査について説明させて頂きます。
一般的に眼底といえば目の奥の部位をさし、カメラで例えるのであればフィルムの部分にあたります。
眼底の検査とはこのフィルムにあたる眼底の重要な部分にあたる網膜、視神経、網膜の血管、視神経血管を主に診察するために行う検査のことです。多くの眼疾患の診察で必須の検査です。
2)なぜ目が痛いのに眼底検査の必要があるのでしょうか?
眼底検査で眼底を診ることにより、痛みの原因や、疾患の特定に役立てる事が出来ます。
・目の痛みを発することがある疾患で眼底検査によって発見される疾患…ポスナー・シュロスマン症候群、緑内障、視神経炎、眼球打撲、加齢黄斑変性、糖尿病性網膜症など
・目の痛みを発することがある疾患で眼底検査が疾患の広がりの確認や関連疾患の検索に有用な 疾患…強膜炎、ぶどう膜炎、レーシック手術後、角膜ヘルペス、角膜びらん、結膜炎、角膜炎、霰粒腫、麦粒腫など。
3)眼底疾患を見逃した場合
例えば網膜裂孔の場合、網膜剥離へと悪化し、大きな病院での手術が必要になります。
そのため、眼科では少なくとも初診では眼底検査をすることにしております。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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