812.目の内側(粘膜)までアイラインを書くのは危険なの?

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
秋風が立ちはじめ、しのぎやすい頃となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今週のテーマは「目の内側(粘膜)までアイラインを書くのは危険なの?」です。

 

毎日のようにお化粧をする方は多くいらっしゃると思います。特にアイメイクを念入りにする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今号では、目の内側(粘膜)までアイラインを書くと目の健康にどのような影響があるのかお伝えしたいと思います。

 

マイボーム腺とは
眼の内側(粘膜)にはマイボーム腺という皮脂腺があります。
涙は99%の水(液層)と1%の脂からなっていますが、その水分が蒸発しないために表面に一層薄く油の層がのっています。その油を分泌しているのがマイボーム腺です。

霰粒腫(ものもらい)
まぶたの縁にあるマイボーム腺がつまってしまい、脂肪のかたまりができることを霰粒腫といいます。まつげの間を埋めるようにアイラインを塗ったり、下まぶたの際の粘膜にアイシャドーを塗るとまぶたの縁にあるマイボーム腺が化粧で塞がれてしまい、霰粒腫になってしまう可能性につながります。


ドライアイ
ドライアイは、涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化したりすることによって、目の表面に傷がついてしまう病気を指します。
アイラインやアイシャドーなどを目の縁ギリギリに引いてしまうと、目を保護する油を出すマイボーム腺を塞ぎマイボーム腺から油が分泌されないと、涙が産生されていても、眼を開けている間に涙が蒸発しすぐ乾燥してしまいます。そのためドライアイの原因になります。


結膜炎
結膜は、白目を覆う透明な膜のことで、炎症を起こしやすい組織です。
時には、化粧品の中に入っているアレルゲンが、結膜にアレルギーの炎症反応を引き起こすことがあります。
使用したコスメの成分が体質に合わなかったり、目に入ってしまったりすると、結膜炎を引き起こす可能性があります。


アイメイクを行う際の注意点
アイラインやアイシャドー、マスカラをする時には、マイボーム腺を塞がないよう、目の縁ギリギリに化粧品が付かないようにしましょう。
また、ブラシなどが瞳に直接触れないよう注意しながら行う必要があります。
化粧品等がご自身の体質に合わなかった場合、すぐに使用を中止し、症状がある場合は、病院を受診するようにしてください。

 


●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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