821.ボトックス治療とは
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。厳しい寒さが続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。今週のメールマガジンのテーマは「ボトックス治療とは」です。
★ボトックス治療とは?
○ボツリヌス療法(ボトックス注射)
ボトックス治療は主に眼瞼痙攣や片側顔面痙攣の方に用いられます。ボツリヌス菌が作り出す薬をけいれんしている筋肉に注射し、症状を改善する治療法です。注射によって投与されるボトックス(ボツリヌス毒素)は、神経の伝達を阻害する毒素で、筋肉を麻痺させる作用があります。A型ボツリヌス毒素であるボトックス(注射液)は1989年に米国で承認された後、日本では1996年より眼瞼痙攣に対して保険承認を受けました。
★眼瞼痙攣とは?
自分の意志に関係なく、目の周りがピクピク動いたり、目を開いているのが難しくなる症状のほか、まぶしさを感じたり、目が乾くといった問題にも悩まされます。
程度がひどいと目を開けていられなくなってしまうので、日常生活に支障が出てきてしまうこともあります。
ボトックス注射による具体的な改善イメージは以下のようなものとなります。
作用
注射後、2~5日で効果が現れ、2~4週間で効果が最大になります。その後、3~4か月で減弱していき、再び注射前の状態に戻ります。再投与後は4~5か月の持続効果が期待できます。
※定期的な再注射が必要になります。
副作用
注射により筋肉を麻痺させるため、瞼が閉じにくくなること(閉瞼不全)があります。それにより、目の乾きや涙が出るなどの症状が出てしまう場合もあります。他には、眼瞼下垂、複視、頭痛、めまい、発疹、全身の筋力低下などが起こる可能性があります。閉瞼不全、眼瞼下垂、複視は時間の経過とともに軽減します。その他の症状は一過性のケースが多く、アレルギー反応が起きる時は投与を中止します。
保険適用にて治療を行っております。ご希望があれば、当院にご相談下さい。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
●一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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