778.雪目とは
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
暦の上では春となりました。本格的な春が待たれるこの頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「雪目とは」です。
雪目とは通称、雪眼炎(せつがんえん)ともいいます。
紫外線の強い場所(たとえばスキー場・海水浴場・高山など)で角膜が直接かつ長時間、
紫外線にさらされた場合に起こる目の障害です。
紫外線を浴び続けてしまうと、角膜の表面に炎症をきたし、
目の痛みや充血、涙目、異物感、光のまぶしさなどの症状があらわれます。
いずれも症状は数時間後に出てきます。
通常、紫外線のほとんどは角膜で吸収されますが、波長の長い光は目の奥にある水晶体や網膜にまで達し、
白内障などのトラブルにつながる可能性があるので注意が必要です。
なかでもスキー場・ゲレンデでは、太陽から直接の紫外線以外にも、雪面から反射される紫外線を受けるため、
市街地のおよそ2倍もの紫外線が眼に入ってきます。
ではスキー場で紫外線から目を守るにはどうすればよいのでしょうか?
1.紫外線カットのゴーグル、サングラス、メガネをかける。
UVカットものは紫外線を90%カットできると言われています。
2.ツバの付いた帽子をかぶる。
つばのついた帽子なら直射日光をさえぎることができます。
ただし、つばのついた帽子だけでは、大気中の散乱光や照り返しによる紫外線をカットするのは難しくなります。
3.UVカットのついたコンタクトレンズを付ける。
UVカット(※)コンタクトレンズはくろ目全体をカバーするので、サングラスのすき間から入ってくる紫外線対策になります。
UVカットコンタクトレンズ+サングラス+つばのついた帽子で二重三重の紫外線対策をすることで、
より紫外線をカットすることが可能になるでしょう。
これから紫外線も強い時期になってまいります、直射日光や紫外線を浴びて少しでも
目に違和感を感じた場合は早めの眼科の受診をおすすめいたします。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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