768.眼瞼炎について
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
本格的な冬の到来を迎えまして、風邪などひかれておられませんか。
今週のテーマは「眼瞼炎」です。
眼瞼炎とは
「眼瞼炎」はまぶたの皮膚に起こる「眼瞼皮膚炎」、まつげの付け根あたりに起こる「眼瞼縁炎」、目尻に起こることが多い「眼角眼瞼炎」などのまぶたに起こる炎症の総称です。一般的に炎症の種類ごとに薬を使い分け治療を行います。
原因
眼瞼炎には主に「感染性」と「非感染性」の2種類あります。「感染性」は細菌、あるいはウイルスに感染して起こり、「非感染性」は薬品や化粧品などの化学物質(建材塗料や接着剤も)や動物の毛・植物などに対するかぶれやアレルギー性に対するかぶれで起こります。
自覚症状
主にアレルギー性ではかゆみ、感染性では痛みを伴います。
眼の中に何かが入ったような異物感を感じたり、まぶたの皮膚や縁が赤くなったりすることがあります。また眼とまぶたにかゆみや熱さが生じたり、脹れ(時に“しこり”)ができたりすることもあります。
治療法
感染性の場合は抗生物質による治療を、ヘルペスウイルス性のときは抗ウイルス薬を用います。非感染性の場合はまぶたをよく洗って清潔を心がけ、併せてステロイド薬を用います。
細菌感染が原因の場合は、細菌に対抗する抗生物質による目薬や軟膏を用いた薬物治療を行います。
治療に使われる主な点眼薬
眼瞼炎は、基本的にそのままにしておいても自然に治ることがありますが、眼瞼縁炎によるただれや膿瘍がある場合は、治療を受けずに放置すると、炎症がひどくなり、まつげの脱毛などが考えられますので、炎症が起きたときは、眼科を受診することをおすすめします。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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