760.霰粒腫の切開について
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
清々しい秋晴れが続く昨今ですが皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは【霰粒腫の切開について】です。
霰粒腫とは、まぶたの縁にあるマイボーム線と呼ばれる油分の分泌腺が詰まり、脂肪の塊ができた状態のことです。
切開では、まぶたの裏側、あるいは外側から局所麻酔の注射をまぶたにして切開し内容物を除去します。
切開は症状にもよりますが、15分~30分程度で終わります。麻酔注射をしますので、痛みはあまり感じません。
手術後は眼軟膏を点入し、当日は眼帯をしてご帰宅して頂きます。
基本的に1週間後診察をして頂きます。
皮膚側から切開した場合は縫合糸の抜糸を1週間後に行います。
〔注意点〕
◎切開後はしばらく腫れが残ります。また、結膜出血や皮下出血が起きることがあります。
しこりは完全に除去されるものではありません。再発する可能性があります。
◎根治したい人にはお勧めですが麻酔を行うほか傷口を作るというリスクがありますので
処置を行うかどうかは担当医とよく相談してからになります。
◎注射・切開などの処置は一度症状を診察させていただき医師の判断とご本人様の希望・同意のもとで行いますので、ご希望の方も一度受診していただき処置は後日ご予約を頂いてのご案内になります。
典型的なものですと症状も大きく異なりますが、急性霰粒腫のように麦粒腫のような痛みや赤みを伴うことがあり、医師でないと正しい判断ができません。
瞼の腫れやできもの、痛みのある際にはお気軽に当院にご相談ください。
•上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
•一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
•無断での記事転載はご遠慮ください。
•本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
-
院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
-
初めての方でもご予約できます。
-
常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
初めての方でもご予約できます。