754.モノビジョンについて
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか
今回のテーマは「モノビジョンについて」です。
モノビジョンとは、両眼の視力を異なる度数の眼鏡やコンタクトレンズを使用して補正することによって、遠くと近くの対象を同時に見ることができるようにする視力矯正法の一種です。通常、片方の眼を遠視用、もう片方の眼を近視用の矯正を施すことで、両眼を組み合わせて遠くと近くの対象を認識できるようにします。
まれにですが、生まれつきモノビジョンが自然に成立している方もいらっしゃいます。例えば、片眼は正視でもう一方は近視になっている状態の方が老眼鏡を必要とする年齢になったとき、正視の眼で遠くをみることができ、近眼の眼で近くを見ることができるので、老眼鏡を必要としなくなります。左右のバランスが良くないので立体的なものを見るときに多少問題がある場合がありますが、日常生活に支障をきたすことはあまりありません。
このようなモノビジョンの仕組みを利用して眼鏡やコンタクトレンズで老眼の矯正を行う方法があります。
しかし、左右の度数が大きく異なると脳が対応しきれず、眼精疲労や頭痛を引き起こし長時間の使用に耐えられない方もいらっしゃいます。また、モノビジョンの状態に脳が適応するまでの時間は個人差があり、見え方に慣れるまで時間のかかる方も多く、脳がうまく適応できない状態だと近くも遠くもぼやけていて、はっきりしない見え方になってしまいます。そのため、目の疲れや違和感にデリケートな方や、細かい立体視が必要な職業の方には向いていないので、モノビジョンを検討する際は必ず眼科医とのご相談の上で矯正を行ってください。ご興味のある方は、お気軽にご問い合わせください。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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