749.失明にはどんな原因があるの?
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
いよいよ本格的な夏の到来を感じるこのごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「失明にはどんな原因があるの?」です。
失明とは?
光が網膜に届かない。光線が網膜にはっきりと像を結ばない。網膜が光を正常に感知できない状況で起こります。視力障害の中でも最重症な状態で、その名の通り「視力を失う」状態です。また、「明暗を判断できない」、「なんとか明暗を判別できる程度」も含まれます。
失明原因トップ3 (2023年現在)
第1位 緑内障
眼球内の圧力(眼圧)が高くなり、視神経が障害されることで視野欠損が進行します。
第2位 糖尿病網膜症
血糖コントロール不良により網膜に異常をきたしてしまいます。
第3位 網膜色素変性症
進行性の難病疾患です。次第に視野欠損が進行してしまいます。
上記の疾患でも進行を遅らせるために1人1人にあった治療法を探していくためにも医師の指示のもとで定期検査をして現状を把握することが大事です。
そして、初期段階ではほとんどが自覚症状のない疾患ですので、家族歴やリスクファクターを自己チェックしてみて疑わしいと感じた時は一度受診してみるのも良いかと思います。
このほかにも…
近年では多くの方が利用しているコンタクトレンズでも失明となる可能性は十分にあります。例えばコンタクトレンズの不適切な取り扱いによって微生物が角膜に悪影響を与えたり、無色透明な角膜に血管が侵食してきたりする症例が多く見られます。
コンタクトレンズを長年長時間装用している方で眼科にほとんど行かない方は注意が必要です。
疾患になってしまってからでは遅いケースがほとんどですので、一生大事な眼のことなので大事にしていきたいですね。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般路の概括的記述ですので、個々人の診療治療には必ずしも当てはまりません。
●すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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