108.飛蚊症は治る?
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
日に日に寒くなりもう師走、一年は、早いですね。
今週のテーマは、「飛蚊症は、治る?」です。
「飛蚊症」とは、実際には何もないのに視界にごみや虫のようなものが飛んでいるように見える症状です。黒い点や虫のようなもの、または薄い雲のようなものが視野の中に見え、視線を動かしたとき、それが一緒に移動するように感じることもあります。
<主な原因>
飛蚊症には、大きく分けて2つの種類があります。一つは、①「生理的飛蚊症」です。もう一つは、②「眼の病気が原因の飛蚊症」です。①の「生理的飛蚊症」は、老化やストレスなどが原因と考えられます。②の「眼の病気が原因の飛蚊症」は、網膜裂孔や網膜剥離、ぶどう膜炎などの病気が原因としてあげられます。
<主な症状>
飛蚊症になると、実際には何もないのに目の前を小さな浮遊物、ごみや虫のようなものが飛んでいるように見えます。形状は、糸状だったり、点だったり、半透明の場合もあります。視線を変えても、それらの浮遊物は、一緒に移動します。
<飛蚊症かなと思ったら>
①「生理的飛蚊症」②「眼の病気が原因の飛蚊症」の区別はご本人にはできないのでとにかく医師の診察を受けることが必要です。
<主な検査方法>
飛蚊症では、視力検査等の基礎検査の他、眼底検査が最も重要な検査です。
眼底検査とは、散瞳薬を使って瞳孔を広げ、検眼鏡を使って瞳孔から眼球の奥の網膜の状態を調べます。
<主な治療方法>
先述の②「眼の病気が原因の飛蚊症」は、眼の病気の治療が必要となります。網膜裂孔や網膜剥離などが認められれば、手術を行い治療していきます。多くは、早めの対処が必要となります。また、①「生理的飛蚊症」は、特に治療法はなく、治療する必要もありません。気にしないことが大切です。疲労がたまってくると症状が気になってくるということは多いようですので気になってきたら、休みを取るべきサイ ンだあと思って目を休ませることが大切です。
-
院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
-
初めての方でもご予約できます。
-
常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
初めての方でもご予約できます。