103.近視レーザー手術とは
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
最近は暑かったり寒かったり、着るものに困りますね。体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
今週のテーマは「近視レーザー手術とは」です。
近視レーザー手術は、レーザーを角膜に照射し、屈折力を変えることで近視を矯正する手術です。角膜や水晶体には光を屈折させる働きがあり、その角膜実質層という部分にレーザーを使用し、屈折率を調節して網膜にピントが合うようにして視力を回復させます。簡単に説明すると、角膜中央部が薄くなるため、角膜の曲率が下がり凹レンズを用いたのと同じ効果が得られるということです。但し、適応検査の結果によって、角膜が薄い、眼に疾患がある場合など、手術ができないこともあります。
近視レーザー手術を受けると、メガネやコンタクトが不要になり、裸眼で生活ができるようになります。最近では、料金も安くなり、長い目でみるとコンタクトを使い続けるよりも経済的ともいえます。また、点眼麻酔をしてから手術をするので、ほとんど痛みはなく、
手術時間は15分~20分程度で終わり、入院の必要もありません。
施術後は、飛躍的に進歩して合併症や副作用の発生率は下がっていますが、ドライアイになる方がいます。原因は、角膜にある角膜知覚神経を切るためと言われています。この角膜知覚神経がつながるまでの間、手術後3~6ヶ月は、ドライアイが続くようです。また、夜間に光がにじんで見えたり、まぶしく感じたりすることもあります。これは、光の屈折が原因で起こるものですが、やはり手術後3~6ヶ月で症状が治まる方がほとんどのようです。問題点としては、時間とともに、また視力の低下が起こる可能性があります。
近視レーザー手術は専門の病院で受けることになりますが、近視レーザー手術にはさまざまなメリット・デメリットがありますので、よく比較検討して本当に自分にこの手術が必要なのか判断する必要があるでしょう。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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