723.斜視、斜位の治療法
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
初春とはいえ厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日のテーマは「斜視と斜位の治療法」についてです。
•斜視とは
斜視とは、片目は目標のものに目線が向いているのに、もう片目が違うところを向いてしまい、
両眼の視線が正しく目標のものに向かわないことを言います。
片目が正常な位置にある際にもう片方の目が内側に向いている状態を内斜視、外側に向いている状態を外斜視、
上側に向いている状態を上斜視、下側に向いている状態を下斜視と言います。
目の位置がずれると片目の視力の発達が妨げられたり、両眼でものを見て立体感をつかむ機能が弱くなることがあります。
•斜位とは
斜位とは、両眼視をしているときには異常は見られませんが、両眼を使わないときに斜視の症状が現れる状態のことを言います。
斜視と違うのは、両眼で見ているときは視線のずれはありませんが、片目をかくすと目の位置がずれてしまうという点です。
•斜視・斜位の治療法
斜視の原因によって治療法は異なってきますが、治療法としては主に以下のものが挙げられます。
・プリズム眼鏡
プリズム眼鏡とは、プリズンレンズという斜視専用の特殊なレンズを使った眼鏡のことです。
この眼鏡をかけることで斜視のピントを合わせやすくすることが出来ます。
プリズム眼鏡は眼鏡にプリズムを入れて光を屈折させ、正常眼と同じ指標が見えるようになるためのもので、
それをかけることにより眼精疲労などを抑えてくれます。
・トレーニング
斜視でない目を眼帯やアイパッチで覆い、斜視眼(視力が出にくい眼)だけを使うことで目の機能を鍛えるなどのトレーニング方法もあります。
また、自宅でできる簡単なトレーニングとしては、目の周りの筋肉を動かす方法もあります。
上下左右をそれぞれ5秒間見続けたり、目をぐるぐる回したりすることも有効であるとされています。
●一般の方向けですので、医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文中の内容は、一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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