90.目の痛みで来院したのになぜ視力を測るのか?
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
最近暑い日が続いておりますが皆さん如何お過ごしでしょうか?
今週のテーマは「目の痛みで来院したのに、なぜ視力を測るのか?」です。
受診される患者様から「目の痛みや異物感で受診したのに、なぜ視力検査をしなければいけないのですか?」と質問を受ける事が多くあります。
そこで、なぜ診察の前に視力測定が必要かを今回のテーマとさせて頂きました。
視力は目の働きの中で最も大切で基本的なものです。今回の受診の目的が目の痛みで受診を希望されたとしても、その原因はさまざまで、角膜(目の表面)の傷や、虹彩(茶目)の炎症、眼圧の上昇なども考えられます。そして、そのような場合に自分では気付かないうちに視力が低下していることも考えられます。また、痛みとは関係のない病気のために
視力が低下していたり、現在使っている眼鏡が合っていないことが目の痛みの原因であることも考えられ、視力測定でそれらのことが明らかになる事があります。
したがって、眼科を初めて受診された場合や、通院中でも今までと違った症状がある場合は出来るだけ視力及び眼圧を測定します。受診された時に測定した視力が基本的なデータとなり、次回の診察及び、その後の経過においてとても重要な意味をもちます。
例外として、目の痛みの原因が外傷の直後や異物が目に入ってしまった、流行性角結膜炎などが明らかであれば、先に医師診察をさせていただく場合もあります。
原因がはっきりしない痛みには、角膜の炎症、ぶどう膜炎、視神経炎、緑内障、眼窩内の炎症などさまざまな疾患が疑われるため、その診断と治療経過の良否を診断する時に視力測定は必要不可欠なのです。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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