701.ものもらいは人にうつる?
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
猛暑が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「ものもらいは人にうつる?」です。
【ものもらいとは】
ものもらいは大きく分けて「霰粒腫」と「麦粒腫」の2つの種類があります。
種類によってそれぞれ原因や症状、治療方法が異なります。
「霰粒腫」
瞼の中にある脂分を分泌するマイボーム腺が詰まり、脂肪のかたまりができます。
症状は瞼の腫れや異物感です。痛みはほとんどなく、しこりのような肉芽(にくが)が詰まっているのでゴロゴロします。
また、炎症を伴う場合は急性化膿性霰粒腫と呼ばれます。
「麦粒腫」
脂分を分泌するマイボーム腺やまつげの根元にある皮脂腺が細菌感染することで化膿や炎症を起こす病気です。
局所的な赤みや痛み、痒みを伴います。化膿が進むと、腫れた部分が自然に破れ膿が出ることもあります。
【ものもらいの感染】
ものもらいは人にうつる病気ではありません。
ものもらいは多くの人の体内に共通して存在する黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌という細菌が主な原因菌といわれています。
黄色ブドウ球菌は健康な人の身体からも検出されうる、自然界に多く存在する細菌です。
表皮ブドウ球菌は、皮膚表面、鼻腔などの普遍的な常在菌です。
体調不良などによる免疫機能の低下、ホルモンバランスの乱れ、体質的なものによって発症します。
ものもらいは自然に治ることもありますが、眼科で治療した方が回復も早く、重症化の予防もできます。
目に異常を感じたら、できるだけ早く眼科を受診するようにしましょう。
・一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
・無断での記事転載はご遠慮ください。
・本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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