690.アイメイクが原因の目の疾患
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
少しずつ暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回のメールマガジンのテーマは「アイメイクが原因の目の疾患」です。
女性のみなさんはほとんど毎日メイクをするかと思います。マスク生活を送る中では特にアイメイクに力をいれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はアイメイクによる目の疾患についてお伝えします。
◎霰粒腫
まぶたの縁にあるマイボーム腺と呼ばれる脂肪を分泌する腺がつまってしまい、できものになってしまうことを霰粒腫と言います。粘膜の部分にアイラインを引いたり、目尻の際どいところまでアイシャドウを塗ったりすることで」、マイボーム腺を塞いでしまい、つまってしまう可能性があります。
◎結膜炎
化粧品や洗顔料の中に入っている成分がアレルゲンとなり、結膜にアレルギーの炎症反応を起こすことがあります。また、まつげエクステの接着剤やまつげパーマのパーマ液なども、体質とあわなかったり、目に入ってしまったりすることで結膜炎の原因になることもあります。
◎角膜潰瘍
角膜とは黒目の部分のことで、角膜潰瘍とはこの黒目の表面だけでなくその奥にまで傷ができている状態です。マスカラのブラシなどで角膜を強くこすってしまうと傷がつき、視力の低下を引き起こすこともあります。
◎ドライアイ
ドライアイは涙の量が少なくなったり、涙の成分が変化したりすることによって目の表面に傷がついてしまう病気です。
目を保護する油を出してくれるマイボーム腺を化粧品で塞いでしまうとドライアイの原因になってしまいます。
アイメイクを行う時はマイボーム腺を塞がないように気を付けましょう。
清潔なブラシを使って、目に直接触れないようメイクしましょう。
また自分の体に合わなかったり、アレルギーが出たりした場合はすぐに中止しましょう。
なにかございましたらご来院ください。
※一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
※無断での記事転載はご遠慮ください。
※本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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