29.コンタクトレンズによる結膜炎
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
暖かい日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは【コンタクトレンズによる結膜炎】です。
コンタクトレンズに関する眼の結膜の代表的な病気は、巨大乳頭結膜炎と、感染性結膜炎です。
巨大乳頭結膜炎とは、上まぶたの裏側にぶつぶつ(乳頭)ができる症状です。アレルギーの一種で、原因として、コンタクトレンズについた汚れ、特に変性したタンパク質の汚れに反応するケースが多いようです。症状としては、かゆみを伴い、コンタクトレンズがずれるようになり、角膜を痛めている場合は、ショボショボして、めやにも出るようになります。
次に、感染性結膜炎です。ウイルス感染による結膜炎で、角膜の近くまで充血が及んでいる状態になります。原因として、目に入った汚れが原因で、細菌やウイルス等に感染する事が考えられます。汚れた手でコンタクトレンズを触った事で起こりやすいトラブルです。
接触感染する為、人にうつさないように注意が必要です。症状として、充血、かすみ、めやにが異常に増える場合があります。
<治療>
炎症のある間は、レンズの使用を中止して、抗アレルギー剤やステロイド剤の点眼を行います。完治までに3ヶ月以上かかる場合もあります。
<病気にかからない為の注意>
上記からも、コンタクトレンズを汚れたまま使い続けてはいけません。正しく使わなければ、このような眼病が発症する確率は高くなります。使い捨てレンズは必ず期限を守り、その他のレンズは、毎日の洗浄・消毒は必須です。たとえ定期的に新しいレンズに交換するタイプなどのレンズであっても、ケアを怠ったり、手抜きをしたりすれば、症状が出やすくなります。適切なケアを行なえば、コンタクトレンズは安全で快適なものです。また、レンズの汚れは自分ではわからなくても、眼科医が診れば一目瞭然です。定期検査は必ず受けましょう。
また、コンタクトレンズを使っていても、度数の合ったメガネを持つようにしましょう。コンタクトレンズを使い始めたといっても、メガネがいらなくなるわけではありません。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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