25.花粉症について
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
春らしい陽気になってきました。
花粉症の方はあと少しの辛抱ですね。
今週のテーマは今時期多くの患者様が悩まれている「花粉症」です。
<花粉症とは>
花粉症とは、植物の花粉(アレルゲン)によって引き起こされるアレルギー症状の一種です。
私たちは、細菌やウイルスなどの異物が体内に入ると、
それを取り除こうとするために、体内に抗体を作ります。
花粉が体内に入った場合、IgE抗体という物質が作られます。
この抗体が働くと、神経を刺激する化学物質(ヒスタミンなど)が放出されるため、
目や鼻などにアレルギー症状があらわれます。花粉症の方は、普通のヒトに比べ、
ヒスタミンに対して敏感だといわれており、IgE抗体が多く作りだされます。
<花粉症の症状>
まず、目のまわりがかゆくなります。こすったり、かいたりすると症状が悪化し、
まぶた・結膜が腫れ、角膜が傷つき、目がゴロゴロしたり、痛みを伴います。
涙が止まらなくなることもあります。
目以外にも、鼻、喉、気管支、胃腸にもさまざまな症状が現われ、
全身の倦怠感や発熱が出る場合もあります。
<花粉症の検査>
当院では、花粉症の原因(アレルゲン)を調べる検査を二種類実施してます。
① イムファストチェック 指先等からのごく微量の血液で、
スギ、ネコ、ダニの三項目の原因物質がその場で判定できます。
② 特異的IgE(MAST36アレルゲン) 採血による少量の血液で、
36項目のアレルギーの原因が1度の検査でわかります。
検査結果は1週間後にお渡し致します。 検査ご希望の方はお気軽にご相談下さい。
<花粉症の対症療法>
花粉症の時期になったら、対症療法を行います。
当院では、症状を緩和するための点眼薬、内服薬を処方しております。
花粉症の症状が出たら、抗アレルギー作用をもつ目薬を用いた治療が主に行われますが、
かゆみなどの症状が強いときは、ステロイドを含む目薬が使われることもあります。
ステロイドは、症状を抑える効果は強いのですが
副作用として眼圧上昇を起こすことがあるので
眼科に通院しながら注意深く使う必要があります。
<花粉症の予防法>
花粉を浴びないことが1番の予防法ですが、ほとんどの人が不可能です。
以下項目を参考に、なるべく花粉を回避しながら、上手に花粉の時期を乗り越えましょう。
● 外出時はマスク、眼鏡、帽子、マフラーを着用しましょう
● 花粉を家の中に入れないようにしましょう
● たばこ、お酒は控えましょう
● バランスのとれた食生活を送りましょう
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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