20.斜視
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
日増しに春らしくなってきましたね。そろそろお散歩が楽しくなる季節です。
さて、今週のテーマは【斜視】です。
■斜視とは・・・
斜視とは,両眼の視線が正しく見る目標に向かわないものをいいます。
外見上は片方の目が正しい方向を向いているのに,他の目が内側や外側,あるいは上下に向いている異常です。
また、斜視のように見えても、実際はそうでないものを「偽斜視」といいます。
乳幼児期には鼻根部(目と目の間)の発育が不良で、鼻側の白目が見えず、一見斜視に見える「偽内斜視」が多いのです。
この場合は、成長とともに正常に見えるようになります。
■原因
①眼の筋肉や神経などの異常
目を動かす筋肉や神経にわずかの異常があると、目の位置がずれ、両目が一緒に正しくものを見ることができず、斜視になることがあります。
②屈折異常
目はものを見るときにそのものにピントあわせを行います。近くを見るときには、目は内側によります。
遠視では、強くピントあわせを行わないと、はっきりと見えないため、目はかなり内側によってしまい、斜視になる場合があります(内斜視)。
他に、強い近視等でも眼位に異常が出る場合があります。
③両眼視の異常
遺伝や脳の異常などが原因で、両眼視がうまくできない場合、それぞれの目がばらばらな方向を見るようになり、斜視になることがあります。
④視力不良
病気やけがで、片方の目の視力が悪くなると、両眼視ができず、視力の悪い目が斜視になる場合があります。大抵の場合、その目は外側を向きます(外斜視)。
■ 治療法
斜視の原因が屈折異常の場合には、通常、めがね等で矯正をします。 原因が屈折以外の場合には、原因になる病気の治療をして斜視が残る場合は目の筋肉を調節する手術を行うことがあります。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
●すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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