8.ドライアイの原因について

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
師走に入って、一段と寒くなりましたが、イルミネーションが綺麗ですね。
今週のテーマは「ドライアイの原因」についてです。
ドライアイは、涙の量が不足したり、涙の成分が変化することによって、目の表面に障害(傷)が生じる目の病気です。

<主な原因>
①生活環境的要因として、睡眠不足、ストレス、乾燥した部屋(エアコン)、コンタクトレンズの装用などがあります。
②瞬目の減る作業としてパソコン、TVゲーム、細かい作業、読書、運転などがあります。
③病気や薬の影響としてシェーグレン症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群などの病気、血圧を下げる薬などがあります。
④その他として目が大きい(涙の蒸発が多くなるため)、加齢(加齢に伴い涙の分泌が低下するため)などがあります。

 

<主な症状>
目が痛くなる、目が開けづらくなる、目が重たくなる、見えづらくなる、コンタクトレンズがつけられなくなる、目の感染症になる、などがあります。
また、ドライアイが進行すると、涙の量・バランスが崩れて目の表面の細胞がはがれ、傷ができることもあります。

 

<主な検査方法>
ドライアイの診断にはいくつかの検査を行う必要があります。
涙の分泌量や角膜(黒目)、結膜(白目)の評価、涙液の検査、試験薬を用いた検査などを行い診断します。
いずれの検査も痛みは無く、短時間で終了します。

○涙の量的質的検査
ZQ(ゾーンクイック)検査・・・専用の糸を下まぶたの端に15秒間挿入し、涙でぬれた糸の長さで涙量を測ります。
BUT(Break Up Time)検査・・・目を開いてから表面の涙の膜が破壊されるまでの時間を測ります。

○目の表面の障害を見る検査
 フルオレセインという黄緑色の試薬を点眼すると角膜(黒目)の障害した部位が染まるので、顕微鏡で染色部を観察して障害の程度をみます。

 

<主な治療方法>
①点眼液による治療       
涙液分泌自体を促進させる薬物はなく、人工涙液点眼液で不足した涙液の補充を行う方法です。
涙液分泌が少ない為に点眼液に含まれる防腐剤などの添加物による副作用が起こりやすいので、点眼液は添加剤を含まないものを使用しましょう。

点眼だけでは症状が改善されない場合には、眼を温めると症状が改善し楽になります。当院ではドライアイの治療に「アイホット」という器械を使用できます。
 アイホットは皮膚への浸透力のある赤色光を使用したあんぽう器です。マイボーム腺を温めることにより、マイボーム腺の脂分の分泌が促進されます。分泌した油分は目の疲れを癒す最適な油層を目の表面に形成します。アイホットをご希望の方はお気軽にご相談ください。

②涙点閉鎖による治療
 涙は目の表面から蒸発する以外はほとんどが涙点から鼻に出る為、涙点を閉じて涙の流出を抑え、涙を眼の表面に十分に溜める方法です。
当院では「シリコン製涙点プラグ」と「コラーゲン製涙点プラグ」を利用した治療をしております。

 
ドライアイは環境的な要因が大きいので、長期間に渡る医師の管理が必要です。
特にコンタクトレンズをしていると、目の痛みに気付かない場合があります。
痛みがなくても、定期的に医師の診察を受けるようにしましょう。

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