アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎の解説です。当院では、アレルギー検査などを施行し、さまざまな点眼薬の中から最適な点眼薬を処方しております。
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アレルギー性結膜炎とは
花粉や住まいの中にあるほこりが原因になって起こる目のアレルギーのことをいいます。結膜は外からの刺激や異物にさらされやすい組織で、涙などでいつもぬ れています。そのため、ハウスダストや花粉がくっつきやすく、アレルギーが起こりやすいのです。眼のアレルギーを起こす原因物質を「アレルゲン」と言い、 「ハウスダスト」といわれるダニやカビ、動物の毛やフケ、花粉などが代表的です。
アレルギー性結膜炎の症状
目のかゆみ、異物感(ゴミが入ったような感じ)、眼脂(めやに)、充血、流涙(なみだめ)などが特徴的な症状です。アレルギー性結膜炎の眼脂は、とても 粘っこく、透明または黄白色をしていて、膿のような眼脂がでることはあまりありません。人によっては、眼の疲労感、乾燥感、灼熱感(あつい感じ)を訴える 人もいます。また、かゆみにより目をこすると球結膜(しろめ)に浮腫(むくみ)が起こり、球結膜が急に腫れてゼリー状に飛び出してくることがあります。ま た、症状の強い人には、羞明感(まぶしい)や視力障害が生じることもあります。ハウスダストによる結膜炎の場合は、一年を通して症状が慢性的にみられるの が特徴です。
アレルギー性結膜炎の検査方法
視力検査
視力検査は医師が目の状態を判断するために重要な検査データの一つとなっております。
また視力検査のデータをとっておくことにより、経過観察等で後日いらした際にも、疾患の進行や回復を比較することができます。
結膜炎の症状でも種類や合併症によって、視力低下を引き起こす可能性がございます。
そのため、裸眼の状態での視力検査を当院では行わせていただいております。
2)特異的IgE(Viewアレルギー39)
採血による少量の血液で、39項目のアレルギーの原因が1度の検査でわかります。
アレルギー性結膜炎の主な治療薬
症状が悪化しないようにするためには薬剤による治療が必要になります。
コンタクトレンズを使用している方は使用を一時中止していただきます。
アレルギー性結膜炎の治療には、抗アレルギー点眼薬がよく使われます。使用中は勝手に中断することなく医師の指示に従って使うことが大切です。
また、重症になるとステロイド点眼薬が用いられます。この薬は作用が強くよく効きますが、眼圧上昇などの副作用もありますので、注意が必要です。
アレルギー性結膜炎の分類
◇抗アレルギー薬ヒスタミンH1拮抗点眼薬・・・アレルギーの中でI型(アナフィラキシー型)は、抗原 + IgE抗体が肥満細胞等のIgE受容体に作用し、ヒスタミン、セロトニン、ロイコトリエン等を放出させるのが契機となって起こります。ヒスタミンには血管拡張作用があり、この作用によりアレルギーの症状である、くしゃみ、鼻水などが発生します。この作用を担うヒスタミン受容体はH1受容体と呼ばれ、抗ヒスタミン薬はこの受容体の作用を抑制することで、アレルギー症状を抑えます。
◇抗アレルギー薬メディエーター遊離抑制・・・メディエーター遊離抑制薬は、Ⅰ型アレルギー反応におけるマスト細胞での脱顆粒を抑制し、遊離するヒスタミン、トロンボキサン、ロイコトリエンなどの化学伝達物質の量を減少させ、アレルギー反応の惹起を抑制する薬剤です。
◇副腎皮質ホルモン(ステロイド)点眼薬・・・目薬に使われているステロイドとは抗炎症性ステロイドの一種で、副腎皮質ホルモンを研究して作られたものです。直接作用する為、速効性且つ強力な効果が得られる為、炎症を抑える為の様々な医薬品に用いられています。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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