水疱性角膜症
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水疱性角膜症とは
角膜内皮細胞の機能が著しく低下することで、角膜に水が溜まり、むくみや水疱ができる病気です。 角膜内皮細胞は角膜の最も内側で、血管をもたない角膜実質へ眼球内の房水という栄養分を含む水を送り届けたり、反対に不要な水を吸い出したりと、ポンプのように働いています。角膜上皮とは異なり細胞分裂を行わないため、再生力がほとんどありません。内皮の一部が失われた場合は周囲の内皮細胞が大きくなってその穴埋めをしますが、その分、ポンプ機能が低下します。
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手術などに伴い角膜内皮細胞は減少し、一定数以上減少すると浮腫が生じ、透明性が低下し、角膜の混濁が生じます。術前に角膜内皮細胞密度が減少していると、水疱性角膜症が生じるリスクが高まります。
原因
白内障や緑内障手術後に発症する例が多いです。その他には、外傷、ウイルス性疾患や先天的な遺伝性疾患なども挙げられます。放置すると失明に至ることもあるため、早めに眼科を受診することが望ましいです。症状
- かすみ(角膜の混濁によるもの)- 視力低下(角膜の混濁によるもの)
- 痛み(角膜表面には知覚神経が多く、その角膜表面に水疱ができるため)
治療
角膜移植が行われることがあります。- 全層角膜移植(角膜全てを移植する方法)
- 角膜内皮移植(必要な部分のみ移植する方法)
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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