眼瞼皮膚弛緩症
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眼瞼皮膚弛緩とは?
偽眼瞼下垂と言われ、瞼を挙げる力はあるのですが、瞼の皮膚がたるんでくるため眼瞼下垂のような容姿になる病気のことです。
原因の多くは加齢性によるもの、また顔面神経の麻痺後の後遺症によるものもあります。
症状
瞼が垂れさがってくるため上方の視野が瞼により遮られてしまいます。
また上方の視界をよく見る為には普段よりもより過剰な筋肉の力で瞼を挙げようとしますので眼の疲れを起こしやすくなってきます。
検査
検査においてはまずはどのタイプの眼瞼下垂か判定する必要があります。
そのためには視力検査、眼圧検査等の基礎検査に加えて、瞼を挙げる筋肉である上眼瞼挙筋の筋肉の活動がどれくらいであるのかを測定します。
※写真においても記録として残しておくために各方向をみた時の写真も記録する場合もあります。
瞼挙筋機能検査(levator function)
下を向いた時と上を向いた時における上瞼の活動量を測定します。
正常にて15mm以上の筋肉の活動量がありますが、眼瞼下垂においては活動が不十分であり先天性のもので4mm以下、後天性のもので8mm以下が多いとされています。
眼瞼皮膚弛緩症では筋肉の動きは年齢にもよりますがほぼ正常の値となります。
瞼縁膜反射間距離(MRD測定)
眼瞼下垂の程度判定と左右差の有無を調べるための検査です。
角膜に光を当て上下瞼までのそれぞれの距離を測定します。
そのほかにも当院では施行できませんがCTやMRIの頭蓋内の検査や血液検査を行う場合もあります。
治療
眼瞼皮膚弛緩症に関して治療を行う目処としては視野に影響を促して日常が不便と感じてくると治療の対象となります。
筋肉は正常に動いており、皮膚がたるんでいるために起こる疾患ですのでたるんだ皮膚を切除することで眼瞼下垂のような見かけも視野への影響、さらには眼の周りの疲れも軽減されます。
他にも眼瞼下垂に対して行う治療としては筋肉の活動を助けるように筋肉を元の位置に戻す、または本来の位置よりも短縮させてより少ない力で瞼が上がるように手術を行います。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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