サイトメガロウイルス網膜炎
サイトメガロウイルス
サイトメガロウイルス網膜炎とは、サイトメガロウイルスが原因で起こる網膜感染症です。日本人の成人の約90%の人が潜伏感染しています。
潜伏感染とは、症状が出ずに、体内にウイルスが存続している状態のことで、日本人の大多数が、周産期に母子間でサイトメガロウイルスに感染し、潜伏した状態です。
他には、全身の免疫力が極度に低下しているとき(臓器移植、悪性腫瘍で免疫抑制剤や化学療法薬により治療中)に、日和見感染として発症する例が多い病気です。
日和見感染とは、健康な状態では感染症を起こさないような病原体に、感染してしまうことです。一般的に病気によって免疫力が低下しているときに起こります。
また、AIDSでは、抹消血CD4+リンパ球数が50個/μl以下に低下すると高率にサイトメガロウイルス網膜炎が発症し、眼症状がAIDS診断のきっかけとなることもあります。
AIDSとは日本語で後天性免疫不全症候群と言い、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことです。性行為感染症の一つです。
症状
- 視力低下
- 飛蚊症
- 視野障害
徐々に進行するタイプから、急速に進行にするタイプまで様々です。 網膜剥離の原因となる場合もあります。
治療方法
抗ウイルス薬の点滴による全身投与を行います。
予後
原因疾患の回復とともに自然治癒することもあります。
AIDSでは重症化して網膜剥離に至る場合もあります。
※気になる点があった方は、当院にご来院されれば、検査の上、担当医師が説明をさせていただきます。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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