ベーチェット病
ベーチェット病の症状・原因の説明です。
ベーチェット病とは、目、全身の皮膚、粘膜にさまざまな症状をくり返し、やがて慢性化していく、現在も原因不明の全身病です。ときには失明の原因となることもあります。当院では、瞳孔を広げて眼の奥(眼底部)を詳しく診る眼底検査をしております。
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ベーチェット病とは
目、全身の皮膚、粘膜にさまざまな症状をくり返し、やがて慢性化していく、現在も原因不明の全身病です。ときには失明の原因となることもあります。ベーチェット病は、比較的女性よりも男性がかかりやすい病気と言われており、20歳が発症のピークと見られています。初期症状として、口の中に潰瘍ができることがあげられます。10日もするとその潰瘍は回復しますが、症状が何度もくり返されます。
ベーチェット病の目に現れる症状
目に現れる症状として、眼底出血、視力低下、強い痛み、黒目の部分に膿がたまる、などの症状をくり返します。網膜ぶどう膜炎は視力に直接関連し、治療の面で重要です。両眼性がほとんどで、最悪の場合、失明に至ることもあります。
ベーチェット病の合併症
白内障や緑内障、網膜剥離などの合併症が高い頻度で起こります。こうした合併症が起きると、視機能が低下してしまうことも多いので、早期に治療を受ける必要があります。最近では、適切な時期に専門医による手術を受ければ、炎症を強めずに治療できるようになってきており、手術によって視力が回復したり、視野異常の進行を最小限に抑えることが出来るようになっています。
ベーチェット病の治療
ベーチェット病を治癒させる治療法はありませんが、この病気に特異的な症状は、治療によって軽減できます。たとえば、コルチコステロイド薬は内服よりも外用で、眼の炎症や皮膚潰瘍を軽減することができます。眼や神経系に重度の炎症を生じている人は、ステロイド薬を使用します。眼症状が重度の場合やステロイド薬では症状をコントロールできなかった場合は免疫抑制薬を使用します。低用量の痛風治療剤を経口投与すると、口腔内や外陰部の潰瘍を防ぐことができます。サリドマイドの使用に関しては、研究中です。皮膚の炎症を起こさないために、注射針による穿刺は避けるべきです。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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初めての方でもご予約できます。
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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