DRI OCT Triton(3次元眼底像撮影装置)
DRI OCT Triton(3次元眼底像撮影装置)とは
医療用具承認番号:226AABZX00146000
DRI OCT Triton(3次元眼底像撮影装置)とは網膜の断層画像を撮影する機械です。
眼底検査を通常のレントゲン写真に例えると、OCTは、レントゲン写真より情報量が多いCTやMRIに匹敵します。
網膜の中でものを見るのに重要な部分が黄斑部です。この黄斑部に異常が生じる病状を「黄斑部疾患」と呼びます。具体的には、加齢黄斑変性、黄斑上膜、黄斑円孔などの疾患が挙げられます。これらの黄斑部疾患や網膜疾患を早期発見するためにもOCT検査は有効です。
また視神経と網膜神経線維層の断層画像を撮影することもできるので、視野が欠ける(自覚)症状が現われる前に緑内障による網膜視神経線維層の欠損を捉えることができます。
DRI OCT Triton(3次元眼底像撮影装置)の解析画像
黄斑について
黄斑とは網膜の中心にある直径1.5mm~2mm程度の小さな部分の名称で、黄斑の中心は中心窩と呼ばれます。
黄斑にはキサントフィルという色素が豊富にあるために黄色をしています。
カメラのフィルムと網膜では大きく異なることがあります。カメラのフィルムではどの部分でもよく写りますが、網膜は中心(黄斑)では大変良い視力が得られますが、それ以外のところでは正常の目でも十分良い視力は得られません。
したがって、黄斑は大変小さな部分ですが、黄斑が障害されるとそれ以外に網膜に異常がなくても視力が著しく低下します。