網膜格子状変性
網膜格子状変性とは
布の弱くなった部分が薄くなり、繊維が見えるように、網膜も同じような状態になります。これを網膜格子状変性(もうまくこうしじょうへんせい)と呼びます。
格子状変性はもともと弱い部分がある場合、そちらががどんどん薄くなり、最終的に穴が開いてしまう場合もあります。
網膜格子状変性の特徴
その割合は全人口の5~6%で、その約半数が両目に発生すると言われています。
また近視の人で10%、強度近視では20%の頻度でこの変性が発生する事が認められています。
網膜格子状変性の原因
網膜格子状変性の症状
網膜格子状変性の検査
眼底検査とは、散瞳薬を使って瞳孔を広げ、検眼鏡を使って瞳孔から眼球の奥の網膜の状態を調べます。目薬をさして瞳孔を開きます。まぶしさを感じたり近くが見えづらい状態が約3~6時間続きますが、自然に元に戻ります。
網膜格子状変性の治療
眼底検査の結果、網膜が薄くなっているだけでなく、穴(網膜円孔)(網膜裂孔)が開いている場合は、網膜剥離の原因となることがあるのでレーザー治療をします。
穴が開いていない場合でも、片方の目が網膜剥離になったことがある場合には、網膜の薄くなったところを囲むようにレーザー治療をします。
格子状変性の部分をレーザーで凝固したり(光凝固)、凍らせたり(冷凍凝固)して、破壊します。