網膜色素変性症
網膜色素変性症とは
網膜色素変性症とは網膜の視細胞に変性が生じる一連の病気のことです。
網膜が壊れていくに従い、最初周辺が見えにくくなったり、暗いところが見えにくくなったりします。
長い年数をかけて進行し、視野が欠け、中心だけが見えるという場合もあります。
網膜色素変性症の主な症状
網膜色素変性症の主な原因
症状の進行はゆるやかですが、個人差がみられます。
網膜色素変性症の主な検査方法
視力検査
眼底検査
蛍光眼底検査
視野検査
視野がどのぐらい欠けているかを調べる検査です。病気の進行レベルを把握するうえで重要な検査となります
暗順応検査
夜盲の程度を調べる検査です
網膜電位計 RETeval レチバル
網膜が光を受けたときに発生する電位〈でんい〉を調べる検査です
DRI OCT Triton(3次元眼底像撮影装置)
網膜色素変性症の主な治療方法
この病気は遺伝子が関係していることが多く進行性のため、残念ながら現在は根本的な治療法がありません。
したがって現在のところ病気の進行を遅らせることが、最大の治療となります。
進行を遅らせる方法として、
- 強い光を避けること、屋外では普段から遮光眼鏡をかける
- ビタミンA・循環改善薬の服用
などが挙げられます。
網膜色素変性症の症状、進行には個人差があるので長い目で診察を受けていただき、経過をみる必要があります。